ジーサンズ・はじめての強盗(Going in Style)トップ・ページに戻る

 

主演の三人・左から。アルバート・ガードナー役( アラン・アーキン) ウィリー・デイビス役( モーガン・フリーマン) 、ジョー・ハーディング 役( マイケル・ケイン )

25日夜から県境の村に出かけるつもりでしたが、所用が出来たので街で過ごしました。26日は街に居る時の習慣の2時間ほどの土手のジョギングで足腰の具合を確認しながら体調を整えました。

6月27日、この処中々機会が無かったので久し振りに有楽町で映画を見る事にします。どうも題名が自分の事を呼ばれているようなので嫌なのですが、評判と出演している俳優に惹かれて”ジーサンズ”・はじめての強盗・を見る事にしました。 2017.06.27

オザミ・デ・バンの平日限定ランチ

例の通り銀座の安くて美味いランチを食べてから映画を見る事にしました。前から関心があったのですが、通りかかると何時も行列なので敬遠していた、フレンチのオザミ・デ・ヴァン本店の平日ランチ税込¥1,296を食べる事にしました。住所: 東京都中央区銀座1-4-9 銀座オザミビル・ 4階& 5階。

東京駅の八重洲南口から八重洲ブック・センターの脇を通り中央通りに出る事にします。表通りは時々通るのでその変化が分かるのですが、久し振りに訪れた大昔に馴染んだ裏通りは、その変貌ぶりが更に激しいようです。小さなビルはほとんど消滅して大きなビルが立ち並んでいました。明治屋の脇を抜けて中央通りに出ます。京橋を抜けて銀座一丁目の交番の角を右折します。11時ですが、オザミ・デ・ヴァンの前には既に15人ほどの人の列がありました。今回は映画の開演まで時間があります、11時15分開店なので列の後ろに並ぶことにしました。

10分も待っていると店の人が順番に案内してくれます。私たちは店の横からエレベーターに乗って4階にと言われました。帰りに1階を覗くとどうも4階、5階と案内して残りの人は1階に座るような感じでした。もしかすると12時頃なら並ばなくても入店できるのかもしれないと思いました。2017.06.27

既に大きなテーブルはほぼ埋まっています。私たちは幸運にも窓際の席に案内されました。銀座を通る人々の姿を上から眺めながらのランチです。

注文を聞きに来て平日のランチを頼みました。他にもありますがと言われましたが、再度きっぱりと¥1,200の平日のランチをお願いしますと返事をしました。見ると殆どの人は同じメニューを頼んでいるようです。前菜とパンが出てきました。パンはカリッとしています。小さなカップは濃厚なスープです。ドレッシングが掛かったサラダを食べました。

メイン・ディッシュは魚と牛タン2枚にライスです。窓から銀座の景色が見えます。最後は小さなケーキとコーヒーが出てきました。かなり美味しいコーヒーでした。

私達は映画を見る都合があるので食べ終わってすぐに出る事にしました。料理の好みは、牛タンが嫌いな家人には合わなかったようですが、私は銀座でこの値段と味なら十分好ましいと思いました。料理もスピーデイーに運ばれてくるので昼食には大変適しています。私は大いに満足しました。

銀座の散歩

開演が1時5分、少し時間があるので4丁目の三越まで出掛けて買い物をする事にしました。外堀通りに出て上映館の丸の内・東映で切符を買っておくことにします。

銀座通りの三越も一時の喧騒が少し収まった様に見えます。地下2階で大好物の泉屋のクッキーの大袋を買いました(近所のデパートでは大袋がありません)。

パン屋の”ジョアン”も行列が見られないので20個程入ったミニ・クロワッサン¥350を劇場の中で食べてもと思い買い込みました。映画館に戻る事にします。

大倉陶園でノリタケの磁器を見る

劇場に戻る途中ノリタケ特別展覧会の看板が通りに出ていました。何気なくそのビルの2階を見上げるとノリタケの磁器が並んでいました。大倉陶園と言うノリタケを売るお店のようです。恐る恐る店内に入り食器の数々を見させてもらいました。

買いたいものは高く、買えるものは少し物足りないという結果でしたが大変な目の保養になりました。私には美術館で絵を見るのと同じがそれ以上の楽しい時間でした。こんな店があったとは全く気が付きませんでした。昔この辺りに大倉商事があったのでもしかしてその関係なのかとも思いました。

 
丸の内・TOEI

丸の内・TOEI住所:東京都中央区銀座3-2-17。外堀通りに面した映画館です。始めて入る劇場です。前を通って日比谷の映画街には訪れましたが、派手な看板の東映の邦画が掛かっていたので立ち寄る機会がなかったようです。

劇場は何時も訪れる日比谷のシャンテシネと同程度のサイズですが、椅子の座り心地が良好で間隔も少しゆったりしているように感じます。椅子には荷物を掛けるフックが付いていて大変便利です。6月の初めから上映しているのと、平日の昼間と言う時間もあってかなりゆったりと見る事が出来ました。

映画・ジーサンズ・はじめての強盗(Going in Style)

個人的な事なのですが題名がちょっとひっかかります。自分もそう呼ばれても可笑しくない年のせいだからなのです。原題の”Going in Style”とは余りにも似ていません。

ただ、この題名を付けた人はニヤリとした事でしょう。多分”爺さん”と”3人”を組み合わせたと推測しますが、コメデイーにはぴったりの上手い題名です(悔しいけれど)。

アカデミー賞を獲得した3人の俳優、左からアルバート・ガードナー役の アラン・アーキン、 ウィリー・デイビス役の モーガン・フリーマン、 ジョー・ハーディング 役のマイケル・ケイン の3人の爺さんが大変上手いのです。

この他にもFBI捜査官アーロン・ヘイマー を演じる マット・ディロン、アルバートに恋する アニーを演じる今もって魅力的な アン・マーグレット(体形は大いに変わりましたが)。 アルバートとウイリーの入っている施設の仲間ミルトン・カップチャク を演じる クリストファー・ロイド(バック・トゥ・ザ・フューチャーのドク役)等の素晴らしい俳優を見られるのも楽しい事です。

製鉄会社を長年勤めあげ、今では人生の終末が現実味を帯びてハッキリと見えるようになったた3人の仲間。大切な年金が、会社の合併により受け取る事が出来なくなります。ジョーは孫と娘と暮らす家を失う事になりそうです。施設に入っているアルバートとウイリーはパイも好きに食べられなくなりそうになります。

失う物さえ無くなりそうな3人は、年金をかすめ取る銀行を襲うことを決意します。家族との安穏な人生の終末を迎えるだけの最低限の金を獲得して、残りは寄付をする事にします。話にはコメデイーらしくかなり突拍子もない筋書きが含まれていますが、3人の友情、人生の哀感、細やかな希望などは真実味のある物語として私の心を打ちます。ただ、コメデイーの面白さに笑っているわけには行かない映画でした。

時間も時間なので見ている人はほぼ同じ年齢のようです。私と同じように、3人の主人公が演じる人生の難問の全てが現実として直面している年代のように見えます。きっと大いに同感し映画の結末に安どしたに違いないように思いました。

次の上演は見る人は少し人数が増えたようです。2017.06.27

 
06/29/2017
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